- 2020.03.24
- KNOW-HOW
20 イメージを決めるアイシャドウ
基本となる3種類の色の入れ方をマスターして
アイシャドウを入れるときにポイントとなるのが「アイホール」です。眼球のまわりには眼窩(がんか)という頭蓋骨のくぼみがあり、アイホールは上まぶたの眼窩の内側部分にあたります。目を閉じてみるとくぼみがよくわかるはずです。
このアイホールに色がしっかり入らないとメイク感が出ず、目が小さく見えてしまったりします。アイシャドウを入れる範囲の狭い人がとても多く見られるので、まずは自分のアイホールの位置を確認しましょう。
アイシャドウは基本的に明るい「ハイライトカラー」、中間色の「ミディアムカラー」、濃い「締めカラー」の3種類を使います。
まずは眉の下まで、上まぶた全体にハイライトカラーを入れ、その上からアイホール全体にミディアムカラー、最後に目のキワに締めカラーと、まぶたが動かないくらいの力加減で重ねていきます。このようにアイホールを基準に色のグラデーションをつけることで、目元に立体感が生まれるのです。
アイシャドウは3色がセットになって売られているものも多くあるので、まずそのセットの色を使えば失敗はないでしょう。慣れてきたらいろいろな色の組み合わせにチャレンジしてみてください。
上まぶたのアイシャドウの入れ方
※最初は自分のイメージより少し広めに入れて、確認してみましょう。
下まぶたのアイシャドウの入れ方
※より印象的な目元にしたいときには、下まぶたにも入れましょう。
アイシャドウの勘違い
アイシャドウは正しくのせてあげないと、かえって目が小さくみえたりして効果が半減してしまうことがあります。
ここでは、とくにやってしまいがちな間違ったつけ方、勘違いをあげています。自分のメイク法が間違っていないか確認してみましょう。
アイシャドウは二重の幅につけるものだと思っていませんか?
二重の幅だけにつけると、目を開けたときに締めカラーやミディアムカラーが二重の幅を埋めてしまいます。
それがアイライン効果を起こして目のキワばかりが目立ち、黒目そのものが目立たなくなって、結果的に目が小さく見えるのです。
目を開けたときに幅が埋まらないように目尻の細いラインにするか、二重の線より上までぼかしましょう。
目尻の範囲はわかっていますか?
アイシャドウをのせる範囲は、実は多くの人が「この程度?」と思っている以上に広いというのがポイント。
アイホールの位置を確認したので、縦に広く塗ることはもうわかったと思います。では横幅はどうでしょうか。
アイホールのラインは目尻より約5mm程外側にあります。
ミディアムカラーはアイホールの内側全体にのせるのがセオリー。縦幅だけではなく横幅、つまり目尻の外側もしっかり確認しましょう。