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創考喜楽

2019.11.19
KNOW-HOW

6 スキンケアの基本ステップ①


落とすスキンケア①:クレンジングの基本

 

「クレンジングと洗顔料は同じ役割では?」「どちらも落とすものだから、同じ工程でよい」と思っている人もいるかもしれませんが、クレンジングと洗顔料では役割が違います。

 

 

洗顔料は、皮膚に付着した皮脂やホコリを落とすのに対して、クレンジングは肌に人工的に塗布したメイクなどを落とす役割を持っています。クレンジングには、化粧品の油分を浮き上がらせるための油分と、浮いた油分を水となじませる界面活性剤が含まれているのです。ちょっと面倒だから…と横着をしてどちらか一つで済ませようとすると、顔の汚れが落としきれずに肌トラブルの原因になるので、必ず用途に応じて使うようにしましょう。

 

 

クレンジングは、オイルやジェル、クリームタイプと、洗浄力や使用感によってさまざまな種類が揃っています。肌への刺激も異なるので、下の表を参考に自分の肌質や使用感の好みで選ぶとよいでしょう。いずれにしても、ゴシゴシと力を入れて摩擦を起こすと、肌荒れの原因になるので気をつけてください。

 

 

下記に紹介した種類以外にも、持ち運びやすくメイク直しの際に便利なシートタイプ、ウォータープルーフのような落ちにくいメイクに適したポイントリムーバーなどもあります。状況に応じて使い分けるとより効果的です。

 

 

メイクは美しく着飾ってくれるものですが、落とすことを前提につくられています。落とし残しがあるときれいな肌を維持できないので、毎日欠かさずにゆっくりと優しく落としてあげましょう。

 

 

 

落とすスキンケア②:洗顔の基本

 

 

洗顔料はクレンジングの後の仕上げとして、皮脂や汗、ホコリや雑菌などの汚れを落とすために使用します。

 

 

さらに細かくいうと、朝と晩では洗顔料の使用目的は違います。朝は、就寝中に分泌された皮脂や汗、はがれ落ちたタンパク質の汚れを洗い流す目的があるのに対し、夜はメイクなどの人工的な汚れや、排気ガス・雑菌・汗など外気に触れていたために付着した汚れを落とす目的があります。つまり、朝と夜では洗顔料の種類を使い分ける必要があるのです。朝は軽くて洗い過ぎないタイプを、夜は洗浄効果の高いタイプを選ぶことが、健康な肌を保つ秘訣です。朝に洗浄効果の高いタイプを使うと、肌に必要な皮脂や角質まで洗い流してしまうので気をつけてください。

 

 

また、すすぎが不十分で洗顔料が顔に残っていると、汚れを落とし切れていないのと同じで、ニキビやくすみの原因になります。髪の毛の生え際はとくに洗い残しがちなので、意識してすすぐことが大切です。

 

 

洗顔料の種類もさまざまなので、使用感の好みで選んでみましょう。しっかりと泡立ててから洗うのが良いのは、洗浄成分に加えて、泡の表面が持つ「表面張力」が泡の周囲の汚れを巻き込んできれいに落としてくれるからです。また、きめ細やかな泡は肌に負担のかかる成分を薄めるほか、肌の溝にまで入り込んで汚れをかき出してくれる働きもあります。正しい使い方をして清潔な肌を保つようにしましょう。

 

 

美しい肌は正しい洗顔(落とし方)から生まれます。クレンジングと洗顔料は正しく選んで、顔に汚れが残らないようにしましょう。

 

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