- 2019.10.15
- KNOW-HOW
1 フェイスプロポーションとは
自分の骨格を知る、フェイスプロポーション
メイクでイメージどおりの顔をつくるためには、まず自分の顔の骨格を理解していることが重要です。人の顔の形は、骨格、筋肉、脂肪、皮膚によって形成されています。また、目や鼻のパーツの大きさや位置は人それぞれで、さらにいえば生活習慣やクセ、加齢で変化していきます。それらのバランスによって、一人ひとり違う顔の個性が生まれているのです。こうした顔のバランスを「フェイスプロポーション」といいます。このバランスによって、丸顔や面長など、顔の形のイメージが決まっていきます。
ですが、たいていはなんとなくの見た目や、まわりの人との相対的なイメージだけで、自分の顔のタイプを決め付けてしまい、自分自身のフェイスプロポーションを理解していないというケースがほとんどです。
たとえば、あごになんとなく丸みを感じるから丸顔だと思っている方でも、縦幅と横幅をきちんと測ってみると面長だったりします。また、「鼻が低い」と思っていても、高さではなく幅が広いだけということもあります。顔のパーツの配置が分かれば、一人ひとりの素顔が持っている個性のいいところを生かすことが出来ます。
また「こんなメイクがしたかった」「こんなイメージなりたかった」「自分のここが気になる」といった悩みに対しても、具体的にどう変えていったらよいのかという方法論も分かるのです。
理想のゴールデンプロポーションに近づける
フェイスプロポーションには、顔の縦幅・横幅、パーツの大きさや位置などがすべて理想といわれるバランスを持つ「ゴールデンプロポーション」というものがあります。実際、この黄金のバランスを持った人はめったにいません。ですが、ゴールデンプロポーションに近づけるようにメイクをすることが、美しい顔に近づくためのプロセスになります。
もちろん、これが誰もが目指す絶対的な理想型ということではありません。自分なりの特徴を個性として活かすメイクもいいでしょう。いずれにせよ、「こんなメイクがしたかった」という希望や「ここが気になる」という悩みも、自分のフェイスプロポーションを知ることで、具体的にどう変えていったらよいのかという解決策が見えてきます。
まずは、自分のフェイスプロポーションを調べてみましょう。それをゴールデンプロポーションと比較して自分の顔のバランスや特徴を知れば、どのようにメイクをすればなりたいイメージに近づくことができるのかもわかるようになります。