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創考喜楽

2019.11.26
KNOW-HOW

7 スキンケアの基本ステップ②


お肌を整えるスキンケア:化粧水の基本

 

化粧水は肌の調子を整え、次に使う乳液や美容液の浸透をスムーズにする役割を持っています。そして肌には、外部からの異物や水を防ぐバリア機能があります。

 

 

化粧水は肌に水分を補給するものだと思われていますが、実は、肌にバリア機能があるために角質深部にまで入ることはできません。皮膚の表面の角質層に潤いを与えているのです。

 

 

たとえば、乾いたティッシュペーパーはゴワゴワしていて向こう側が透けて見えませんが、水に浸すと透けて見えるようになり、少しの力で破れてしまうほどやわらかくなります。

 

 

これと同じで、化粧水をつけた肌は透明感が高まってやわらかくなり、浸透力が増すのです。化粧水は肌の表面をやわらかくして、次につける成分のなじみをよくしてくれる導入剤だと考えましょう。

 

 

化粧水は大きく分けて保湿、アンチエイジング、美白の3タイプがあります。また最近では、毛穴の開きを引き締める効果を持つ収斂化粧水も人気です。ニキビ専用や肌の弱い方向けのタイプもあるので、肌の状態に合わせて選びましょう。

 

 

 

 

お肌に油分を与えるスキンケア:乳液とクリームの基本

 

乳液、クリームは肌に油分を補給します。肌のバリア機能によって角質層の表面にとどまっている化粧水の水分が逃げないように、薄い油分の皮膜をつくってくれるものです。

 

 

また、乳化していて皮膚への浸透力が高いため、美容効果の高い成分を肌に入れることができます。

 

 

特に40 代を過ぎると皮脂の分泌が減り、水分とともに油分も低下していきます。乾燥しがちな目元、口元は美容成分が多く含まれたもので念入りに補いましょう。

 

 

乳液は朝夜どちらで使用してもかまいませんが、クリームは油分が多く、朝つけると化粧崩れの原因になるので夜使うようにしてください。

 

 

また、乳液は化粧水の後に使用するものが一般的ですが、化粧水の前に使って浸透力を高めるブースタータイプもあります。説明書を読み、効果的に使うようにしましょう。

 

 

 

 

美肌づくりのスキンケア:美容液の基本

 

美容液は保湿や美白、アンチエイジングなど、美肌づくりに欠かせないアイテムです。保湿効果にすぐれたヒアルロン酸、美白効果の高いハイドロキノン、ビタミンC 誘導体などの有効成分がたっぷり含まれているものがたくさんあります。肌への浸透力も高く、しっかりと栄養を補給してくれます。

 

 

ただ、使用目的ごとに含有成分が違うため、自分の肌や目的に合った美容液を選ぶことが大切です。また、毎日使ったほうがいいのですが、1日に何度も使ったりつけすぎるなど過剰に与えすぎると、肌本来の免疫力が低下してしまうので適量を心がけてください。

 

 

 

 

 

健やかな肌作りに取り入れたいスキンケア

 

これら基本のスキンケアに加えて取り入れたいのが、マッサージとパックです。とくに、マッサージは血行をよくし、老廃物を早く外部に排泄する効果もあるので、肌のハリやなめらかさをアップしてくれます。また、筋肉を揉みほぐすことで、代謝を高めて脂肪も燃焼します。

 

 

 

マッサージは夜にするものだと思っている人も多いかもしれませんが、朝のマッサージはメイクのノリをよくしてくれるので、ぜひ取り入れてほしいと思います。

 

 

 

パックは、洗い流すタイプと皮膜タイプがあります。肌は、角質が古くなってはがれるまでの間に十分な保湿をしないと乾燥が進んでしまいます。パックをすることで肌の保湿力がアップするので週2回を目安に行いましょう。肌にハリをもたらすので、リフトアップ効果も期待できます。

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