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創考喜楽

2020.03.16
KNOW-HOW

ビジネスマンとしての魅力を高める 人間学入門


本連載は、「人間学」を取り扱うものです。全12回にわたって、さまざまな「人間」に関するエピソードを紹介していきます。しかし、そもそも「人間学」とは、いったいどんなものなのでしょうか。

 

 

人間として生まれてくれば、程度の差こそあれ、だれもが “人間”というものに関心を持っています。親しい人のことならなおさらのことですが、それほど身近な関係ではなくても、「あの人はどういう人なんだろう」と、ふと考えることもしばしばです。なかでも、“自分”という人間は、とりわけ大切な関心対象です。「自分はいったいどういう人間なんだろう?」「どんな性格で、なにを求めて生きているんだろう?」と、一度は考えてみたことがあるのではないでしょうか。このような問いに真正面から立ち向かい、答えていこうとするのが、「人間学」です。

 

 

ただし、脈絡なく断片的に人間について知るだけでは、「人間学」とは呼べません。自分のことがわかる。身近な人や周りの人、職場の人たちのことがわかる。ひいては、古今東西、老若男女を問わず、人間一般のことまで、“人間”のことが広く深くトータルに、体系的にわかること。それこそが、「人間学」の目的なのです。人間学では、人間が生きている世界、人間がつくりあげる社会にも強い関心を向け、そのような広い場所、場面、状況の中で、人間について考えていきます。たとえば、「社会学」なら“社会”の構造、組織、機能などを研究対象としますが、「人間学」の場合は、“社会を形づくる人間”に焦点を当て、あるいは社会と人間の関わり合いについて考察していくのです。

 

 

本連載では、こうした人間学のセオリーから、どなたにも興味を持って理解いただけるよう、“人間”について深く教えてくれる人間ドラマや歴史上のエピソード、故事、名言まで、幅広くとりあげていきます。そのため、人間“学”と聞いて、内容が堅苦しく難しいのではないかと懸念される方でも、安心して学習いただける内容になっております。本連載を読まれた一人でも多くの方が、楽しく“人間”について学び、見違えるほどの人間通になることを期待してやみません。

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