企業研修

Z世代の新入社員研修とは?今どきの若手に最適な研修を解説

Z世代向け研修

新型コロナウイルスによる影響が次第に収束する中で、採用活動および新入社員教育に力を入れる企業は増加傾向にあります。1995年から2010年代に生まれたZ世代の新入社員に対しては、これまでの画一的かつ一方的な社員研修よりも、自発性を与える研修が効果的です。今どきの若手社員に成長してもらい、離職を防ぎながら戦力に変えるためには、適切な研修カリキュラムを考える必要があるでしょう。

この記事では主にZ世代の新入社員を対象とした新入社員研修について、目的や身に着けてほしい内容、カリキュラムの例や計画方法、注意点を解説します。

新入社員研修とは

新入社員研修とは、新しく入社した新入社員に対し、社会人としての基本的なビジネスマナーやスキル、働く上で大切な心構えなどを習得させるための研修です。新入社員研修の実施企業は2020年時点で95.8%にのぼり、対面だけでなくオンライン研修も盛んに実施されています。

※出典:産労総合研究所「2021年度 教育研修費用の実態調査」

特に、規模の大きい企業ほどオンライン研修に前向きです。労働政策研究所の2020年調査では、社員数300人以上企業の44.4%、100~299人企業の35.9%が「感染症の拡大後はオンライン研修を活用している」と回答しています。また、社員数300人以上企業の27.4%、100~299人企業の21.1%は「今後も継続して同程度に⾏う」と答えています。集合研修を今後拡充すると回答した企業の59.3%は、オンライン研修も拡充する意向を示しており、集合研修とオンライン研修は今後も併用されていくでしょう。

※出典:労働政策研究所「人材育成と能力開発の現状と課題に関する調査(企業調査)」

教育研修の予算額においては、2022年度には49.3%の企業が今後増加すると回答したのに対し、35.3%の企業が減少すると答えています。2021年度に比べ教育予算を増やす企業が20%以上増加しており、今後も増加する見通しです。多くの企業が社員教育に力を入れていることが、データからうかがえます。

※出典:産労総合研究所「2022年度 教育研修費用の実態調査」

今どきの新入社員に研修する目的と身に着けてほしい内容

新卒採用後に新入社員研修を行う目的は、社会人として働いたことがない方に、社会人としての基礎を学んでもらうためです。以下では、新入社員研修によって企業が達成したい6つの目的と、身につけてほしい内容の例を解説します。

社会人としての意識を持つ

新入社員研修において必須テーマとも言えるのが、「社会人としての意識を持つこと」です。サービスを受ける側だった学生から、サービスや価値を提供する側へと転換しているという意識改革が必要です。

研修を行う目的学生から社会人へのマインドセット
身に着けてほしい内容・自ら進んで仕事に取り組む自立心
・思考力の向上
・仕事への責任感
・当事者意識を持ち、主体的に仕事に取り組む姿勢

特にZ世代は物事を素早く調べたり、柔軟な考え方をしたりするのは得意な一方で、物事を深く考えるのが苦手で、責任を恐れ、主体性に欠ける傾向があると言われています。社会人としての意識をZ世代に持たせることで、長所を活かしつつ、短所を改善できるでしょう。

自社について理解を深める

新入社員研修では、企業の経営理念や社内ルール、ビジョン・ミッション・バリューなどをテーマに研修を行います。新入社員が入社前に調べた企業理念と、社内で実際に過ごす中で感じる会社のあり方には、ギャップがあります。「入社前に思っていた仕事ができなかった」と感じた場合、退職してしまう可能性もあるでしょう。

ギャップを埋め、実際の業務についての理解を深めてもらえば、新入社員の早期離職を防ぎやすくなります。

研修を行う目的会社の成り立ちやルールの知見を深める
身に着けてほしい内容・自社の経営理念やビジョンを認識する
・自社のミッションを理解する
・自社が大切にする価値観を把握する
・会社独自の社内ルールを把握する

自社の経営理念やビジョン、ミッションなどを習得する研修は、どうしても抽象的であり、一方的に伝えるだけでは難しく捉えられがちです。横のつながりを大事にするZ世代は、連帯感によって成長することを好みます。新入社員たちが能動的に考えられるように、グループワークや意見交換ができる研修にするなど工夫しましょう。

基礎的なビジネスについての知識を学ぶ

新入社員研修で欠かせないのが、ビジネスマナー研修です。Z世代の新入社員は、自分らしさを大切にする傾向があります。しかし、入社後は、新入社員一人ひとりが会社の代表です。取引先に信頼感や安心感を与える必要があることを理解してもらいましょう。社会人として活躍するための基礎とも言える研修です。

『社会人の「心構え」と「基本姿勢」 ビジネスマナー研修』について詳しくはこちら

研修を行う目的社会人としてふさわしいビジネスマナーの習得
身に着けてほしい内容・印象管理(身だしなみ、あいさつ、言葉遣い、立ち居振舞いなど)
・実務マナー(名刺交換、電話・メール応対、訪問・来客・席次など)
・マナーを守る大切さや必要性

Z世代はデジタルネイティブである一方で、スマートフォンの操作には慣れているもののパソコンスキルに欠ける傾向があります。基本的なパソコンの操作方法やメールの作成方法など、ビジネスパーソンとしての基本スキルも早い段階で身につけてもらうとよいでしょう。

仕事でかかわる人々とコミュニケーションをとる

新入社員に対するコミュニケーション研修は、業務内外で行うコミュニケーションにおける認識のズレをなくし、業務効率を向上させるために行います。コミュニケーションがスムーズに行えるようになれば、仕事のパフォーマンスとモチベーションによい影響を与えることができます。

『自律型人材を育成する 新入社員研修』について詳しくはこちら

研修を行う目的仕事の基本コミュニケーションである「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」について学ぶ
身に着けてほしい内容・「ホウレンソウ」の重要性を理解する
・自己理解を深めた上で、他者理解を高める
・「聞く」「伝える」の基本スキルを習得する
・質問力の向上

自分の意見を大事にするZ世代の新入社員には、傾聴を意識し、双方向のコミュニケーションがとれる教育を心がけましょう。社会人の離職理由の約8割が人間関係と言われています。離職率を下げるためにも、コミュニケーションスキルの習得は欠かせません。

コンプライアンス意識を醸成する

新入社員研修では、コンプライアンスに関する基本的な知識と、適切な対処法を学ぶ必要があります。コンプライアンスについて正しい知識を持っていなければ、無自覚のうちにコンプライアンス違反を引き起こしてしまいかねません。コンプライアンスの意識の定着を図り、判断に迷うような場面における対応を身につけることが大切です。

事例を通して実感する コンプライアンス基礎研修について詳しくはこちら

研修を行う目的コンプライアンスの基本的な知識と対処法を身につける
身に着けてほしい内容・「コンプライアンスとは何か」を理解する
・コンプライアンスに関する基礎知識、重要性を理解する
・コンプライアンス違反になるような行動を回避する
・コンプライアンス違反発生時の適切な対処方法

重大なコンプライアンス違反が発生した場合は、個人の問題だけでなく企業側も多大な損失や責任を被る恐れがあります。特にデジタルネイティブであるZ世代の多くは、自身のSNSアカウントを持っています。発信内容によっては会社を巻き込んだコンプライアンス違反になることを伝え、たとえプライベートであっても節度ある態度を取るよう促しましょう。

メンタルヘルスについての知識を身に着ける

社員の健康維持は、企業にとって大事な役割の1つです。特に心の病は、厚生労働省が行っている「21世紀における国民健康づくり運動」で減少すべき目標として掲げられる、重要なリスク因子です。新しい職場や人間関係、業務内容などさまざまな環境の変化により、メンタルヘルスの不調を引き起こす新入社員は少なくありません。近年は、新入社員研修でメンタルヘルスについての研修を実施する企業が増加しています。

心の立て直し方を知る レジリエンス研修について詳しくはこちら

研修を行う目的メンタルヘルスの理解と対処法の習得
身に着けてほしい内容・ストレスへの理解と対処法
・セルフマネジメントスキルを養う
・ストレスチェックの実施と評価

Z世代に限らず、新入社員は不安を感じるケースが多く、ストレスを感じやすい傾向があります。社員が心身ともに健康にいられるようにするのは企業の義務です。新入社員がメンタルヘルスの不調で早期退職しないよう、研修でフォローするのが重要です。

新入社員研修で使われるカリキュラムの例

新入社員研修には、多くのカリキュラムがあります。研修を効果的に行うには、ただ知識を伝えるだけでなく、目的や内容にあった手法を行うことが大切です。以下では、新入社員研修で使われるカリキュラムの例を紹介します。

OFF-JT

OFF-JTとは、「職場外研修」とも言われる、主に外部の教育機関を利用して職場とは離れた場所で行うセミナーや研修です。業務に必要な知識やスキルを身につけることが目的です。

適切な人材育成の第一歩として多くの企業から支持され続けており、特に規模が大きい企業ほど実施率が高い傾向にあります。ビジネスにおける基本的な考え方や知識を体系立てて習得できる点が魅力です。

職場外で研修を行うOFF-JTの対義語として、職場で業務を進めながら研修を行うOJTがあります。OJTについては、以下をご参照ください。

【HR担当向け】OJT成功の3つのコツ。Z世代教育も解説について詳しくはこちら

アイ・イーシーでは、企業の人材育成促進を応援するさまざまな研修を提供しています。

アイ・イーシーの新入社員向け研修一覧

ロールプレイング

ロールプレイングは、「ロープレ」とも呼ばれ、仕事の現場で起こりうるシーンを想定して行い、自分の役割を演じてスキルを身につけるという学習方法です。

ロールプレイングの中でも一般的なものが、ケース型ロールプレイングです。顧客の業種や立場、課題などの細かい条件が設定された状況の中で、ロールプレイングを行います。ほかにも、実際の事例や過去に起きた問題をテーマにして行う、問題解決型ロールプレイングもあります。スキル習得だけでなく、対応の仕方を協議し実践的に学ぶことが可能です。

ロールプレイング研修は、座学研修とは異なりアウトプットにより実践力を身につけられます。客観的なフィードバックをもらえれば、自分自身の問題点や課題を発見できることもメリットです。

グループワーク

グループワークとは、グループ分けした参加者が議論を通じてプレゼンテーションや成果物を作成することです。似た言葉にグループディスカッションがありますが、議論の後に結論を出すのが目的のため、グループワークとは多少異なります。

グループワークには、自由討論型や課題解決型、チーム対抗ディベート型などの種類があり、内容や目的、効果はさまざまです。グループワークを進めるにあたって、まず、グループワークのルールや注意点など詳細を説明します。グループごとの話し合いが終了したら内容を発表させ、講師によるフィードバックを行いましょう。

グループワークを行えば、コミュニケーション能力だけでなく、自律的な思考力や想像力が身につくメリットがあります。

ブレンディッドラーニング

集合研修や動画コンテンツ、eラーニング研修など、複数の学習方法を組み合わせて行うのがブレンディッドラーニングです。それぞれの学習方法の優れた点を活かしつつ、1つの学習方法だけでは補えない部分をカバーし合えば、より効果的かつ効率的に学ぶことができます。

ブレンディッドラーニングでは、研修の段階によって適切な学習法を選ぶのが重要です。たとえば、オンライン研修であれば、初歩的な知識の習得がメインになる事前学習に適しています。知識のインプットができたら、次に実践的な学習の場として集合研修を行います。必要に応じて、研修後の事後学習を再度オンラインで行うと効果をさらに高められるでしょう。

ブレンディッドラーニングは企業にとっては集合研修の期間を短縮でき、会場費や交通費などのコストを抑えられる点が魅力です。一方で新入社員は事前に前提となる知識を身に着けた上で教育を受けられるため、より実践的な教育に素早く移れるのがメリットです。

新入社員研修の計画をする際におすすめの手順

新入社員研修で、研修カリキュラムを決めるときは、事前に研修計画を立て、しっかりと準備することが重要になります。研修計画の立て方は、以下のような手順で行うのがおすすめです。

ヒアリングから目標を設定する

会社が必要とする人材の育成課題を経営者に確認し、具体的なスキルや知識に落とし込みましょう。先輩社員や前年度の新入社員からもヒアリングし、新入社員に身につけさせたい必要なスキルや知識のレベルを確認します。

新入社員研修における目標の例は、以下の通りです。

・企業理念・行動指針についての理解
・入社前の不安の解消
・身だしなみやあいさつ、言葉遣いなど印象管理の定着
・名刺交換や電話応対などのビジネスマナーの習得

どのようなスキル・知識・考え方を持っていれば新入社員が入社した後もスムーズに育成を進められるのか考え、目標を設定するようにしましょう。

必要なカリキュラムを決める

新入社員研修の目標が設定できたら、目標達成のために必要な知識やスキルを学べるよう、具体的なカリキュラムを決めていきます。たとえば、目標がビジネスマナーの習得であれば、「名刺交換やあいさつの仕方などをロールプレイングする」などがカリキュラムの例です。

基礎的なビジネス知識の習得は、動画コンテンツなどで事前に学習してもらい、集合研修ではディスカッションする時間にあてるのも有効です。達成目標に合わせ、基礎・応用・実践などを順序立ててカリキュラムを決めましょう。基礎的なビジネス知識を学ぶ新入社員研修では、OFF-JTを活用する企業が多い傾向があります。

カリキュラムに応じて実施期間を決定する

新入社員研修の実施期間は、3か月未満が一般的と言われています。しかし、新入社員にどの程度のスキルを身につけてほしいのかによって、実施期間は大きく異なります。業界や組織ごとに新入社員に身につけてほしいスキルの量も質も異なるためです。必要なスキルに合わせて適切な研修期間を設定します。

1日のタイムスケジュールの例は、下記の通りです。

9:00~9:20朝礼
9:20~10:20講義
10:20~10:30休憩
10:30~11:30講義
11:30~11:35休憩
11:35~12:00自主学習
12:00~13:00お昼休憩
13:00~14:00講義
14:00~14:10休憩
14:10~15:10講義
15:10~15:30夕礼

朝礼は、1日のスケジューリングや研修資料の配布を行うだけでなく、新入社員からも発信を行ってもらうのがおすすめです。能動的なホウレンソウなどのトレーニング、コミュニケーションの訓練ができます。

講義を行うときには、自主学習の時間を作り、予習や復習などを能動的に行わせてください。長期研修の場合は、最終日に合同発表などを開催し、準備期間に当ててもらうのもよいでしょう。自主的に行動する訓練ができ、計画性や思考力が養われます。

新入社員研修では多くの知識を伝えるため、細かく休憩を入れるのがポイントです。60分ごとに5分から10分程度の休憩時間を設ければ、受講者の集中力が切れにくい研修を行えます。

昼食後の午後は、ロープレやテスト、発表などアウトプットする講義にしましょう。能動的に動く時間にすれば、午前中に学んだ内容が定着しやすくなるだけでなく、授業の方向性が変わるため、ふたたび集中しやすくなります。最後に、復習や1日の成功・失敗を振り返る場として、夕礼を行うことをおすすめします。

自社で内製化するか外部委託するかを選択する

研修の実施方法は、社員が研修講師となり実施する内製化と、外部講師に研修を委託する外部委託の2つに分けられます。それぞれメリットとデメリットがあり、優劣はつけられません。

研修内製化は社員が講師を行うため、コストが抑えられる点と講師を行う育成担当者自身の成長や育成にもつながるというメリットがあります。また、自社の方針や慣習、用語などを研修に折り込むことも容易です。しかし、研修講師となる社員の通常業務が圧迫されるリスクと、研修の質の確保が難しいというデメリットがあります。

一方、外部委託であれば、講師やカリキュラムの高い質が確保されています。社内にはないスキルやノウハウなど、専門的な内容や業界全体の知識に関する内容は外部委託するのもおすすめです。

より効果的な新入社員研修を行うには、コストや手間などを考慮した上で、内製化と外部委託を組み合わせるのも有効です。

新入社員研修を成功させるための注意点

新入社員研修が成功すれば、新入社員の能力アップにつながるだけでなく、会社へのイメージを向上させることができます。自社で長く働いてくれる社員の育成もできるでしょう。ただし、新入社員研修では、短期間で大量の情報を伝えるため、うまく行かなければ新入社員のモチベーションを落とし、早期離職につながってしまう可能性もあります。

以下では、新入社員研修を成功させるための注意点を紹介します。

新入社員のレベルに合わせた研修を行う

個々の新入社員のスキルや能力によって研修内容を変化させることで、より効果的な研修が可能になります。特にZ世代の場合は、ある程度一人ひとりの個性に合った教育を施すほうが、社員として成長できる傾向があると言われています。

新入社員と言っても、個人のレベルはさまざまです。社会人経験の有無によっては、習得しているマナーや仕事に対する心構えに差があるケースが考えられます。アルバイト経験がある社員と、学業に専念していた社員では、社会人としての振る舞いが大きく異なるケースも多いでしょう。新入社員のレベルに合わせた研修を行うには、経歴や適性検査の結果から新入社員のレベルを把握しておくことが大切です。

ただし、高すぎる目標設定を行ってしまうと、新入社員の理解が追いつかずに失敗してしまうおそれがあるため注意が必要です。また、新入社員に新卒社員と中途採用者がいる場合は、分けて研修することで効率的に研修を進められるでしょう。

目的に応じてオンラインと対面を使い分ける

知識を伝えるだけの研修はオンラインで行い、ロールプレイングなど自発的に行動してもらう研修は対面で行うなど、目的に応じてオンラインと対面を使い分けるのが重要です。

デジタル化が進む現代では、新入社員研修でもオンライン研修を導入する企業が増加しています。オンライン研修は、ビジネススキル習得など情報のインプットに最適です。会社や研修施設へ移動する手間がかからない、自分のタイミングで視聴できるなどメリットも多く、企業側もコスト削減ができます。

一方で、コミュニケーション系の研修やOJTなどは、従来型の対面で行う研修が適していると言えるでしょう。特にZ世代の新入社員は新型コロナウイルスなどの影響でオンライン上のコミュニケーションには慣れている一方で、対面のコミュニケーションが不得手な傾向があります。対面のコミュニケーション能力を延ばすためにも、ブレンディッドラーニングを取り入れるとよいでしょう。

企業側からもフォローする仕組みを作る

新入社員研修後では、振り返りを行い、課題や改善点を確認することが大切です。新入社員研修で学んだ内容を定着させるためにも、新入社員に向けてフォローアップ研修を行うのをおすすめします。Z世代の社員はまじめな一方で自分から行動するのが苦手な傾向があるため、企業が振り返りの機会を与えれば、スキルアップにつながりやすくなります。

新入社員を対象として、フォローアップ研修をした場合としなかった場合の比較は、下記の通りです。

フォローアップ研修を行った場合フォローアップ研修を行わなかった場合
・復習によって知識やスキルを早く身に着けられる
・自分の現況を振り返ることによって課題を見つけ出せる
・社会人として基本姿勢や仕事の役割を再確認できる
・仕事における悩みの解消ができる
・仕事のモチベーションアップにつながる
・知識やスキルの定着が十分でないまま業務が始まる
・自分の課題が分からないまま業務に携わる
・今後の改善施策や目標が立てにくい
・仕事の不安が解消できない
・目的意識をもって仕事に取り組めない

フォローアップ研修を定期的に実施することで、社員の成長が期待できます。実際の業務と照らし合わせながら学習すれば、新入社員がPDCAサイクルを立てる訓練にもなり、自発的な成長につながるでしょう。

アウトプットする機会を作る

新入社員研修で学ぶ内容は、社会人としての基礎的な知識やスキル、ビジネスマナーなどが中心となり、どうしてもインプットに偏りがちです。座学ばかりでは、どの程度学んだ内容を習得できているのかが分かりづらいため、アウトプットする機会を作ることが大切です。研修では、知識の詰め込みばかりにならないように、ロールプレイングやグループディスカッションなども適切に組み込みましょう。研修で学んだ内容の習熟度を高めるだけでなく、実践力も身につけられます。

研修カリキュラムを作成するときは、インプットとアウトプットのバランスをよく考えるのが重要です。一般的に、社会人経験の浅い新入社員の場合は、アウトプットの時間を意識的に多く作ることで、より研修効果が高められると言われています。

アイ・イーシーではアウトプットを多くした「体験型」のユニークな新入社員研修も実施しています。

ものづくりの基本を体感する 舞台創造シミュレーション研修

まとめ

新入社員研修とは、ビジネスについての基礎的な知識やマナー、コミュニケーション能力やコンプライアンス意識を身に着ける研修です。くわえて、新入社員が入社前と入社後で感じるギャップを埋め、メンタルヘルスの理解と対処法を学ばせることで早期離職を防ぐ場でもあります。

Z世代に向けて新入社員研修を行う場合は、各新入社員のレベルに応じた研修を、オンライン・オフラインの双方を活用して行うのがおすすめです。研修中はアウトプットの機会を多く与え、研修後も定期的にフォローアップを行うことで、新入社員の離職率を下げられ、速やかに能力を延ばしていけるでしょう。

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