プレゼンは、新しいプラン、サービス・商品などを提案して、受け入れてもらう作業です。演出・テクニックとともに、相手を説得しようとするパワーが必要でしょう。といっても、独り善がりの熱演では意味がありません。状況(相手のニーズ)を認識し、プレゼンの流れを把握したうえで、熱意を込めて訴えましょう。
プレゼンの流れを3段構成[アプローチ ⇒ プレゼンテーション ⇒ クロージング]で考えてみます。
①アプローチ=切り出しのあいさつです。直に自己紹介から入る方法、雑談から初めてゆっくりと本題へ、あるいは、いきなり本題を切り出すやり方などがあります。「助走」の段階ですが、相手の関心はしっかりと引きつけましょう。
自己紹介から本題へと切り込む
私、アイ・サービスの本田でございます。本日はお忙しいところ、私どもの新しいサービスシステムをご紹介させていただくためにお時間をちょうだいいたしまして、まことにありがとうございます。せっかくの貴重なお時間が、けっして無駄にならないだけのプランだと、自信をもっております。しばらく、おつき合いくださいますよう、よろしくお願いいたします。
※興味・関心を一挙にかきたてるために、少々のハッタリも効果的です。自信あふれる態度と笑顔をセットにしてください。
②プレゼンテーション=初めにアウトラインを示して、分かりやすく説明していきます。優先順位をはっきりさせ、メリハリをつけます。ビジュアル・ツールも工夫しましょう。
演出を加えたプレゼンの展開
さっそくですが、お手元にお配りしております資料をご覧ください。1枚目のカラーコピーに、ご注目ください。新製品「クリーク」です。私どもはただいまから、この、「クリーク」誕生の背景、「クリーク」成長のプロセス、そしてんぜ「クリーク」が空を飛ぶのかの秘密まで、準を追ってご説明いたします。説明の後で、皆様に実際に「クリーク」をお試しいただきたいと思っております。そのとき皆様は、いままでご存じなかった、まったく新しい世界を垣間見ることになるだろうと存じます。では、「クリーク」誕生の背景から、簡単にご説明申し上げます。
※商品そのものにきょうみをもってもらうために、商品説明をドラマティックに展開させるなどの、多少の演出・仕掛けも必要です。
③クロージング=締めくくりです。キーワードを繰り返して強い印象を与えたり、お礼のあいさつをしたりして、少なくとも次回へのつなぎはつけます。
キーワードを繰り返して印象づける
私どもの願いは「3世代の団らん」でございます。安全性、堅牢性をベースに、どなたにも安心してご利用いただくために「温かさ」を精いっぱい追究いたしました。どうぞ、「温かさ」を手にとってお確かめください。…いかがでそうか。その「3世代の団らん」を保証する「温かさ」を、次にお目にかかるときもまた、思い出していただけますようよろしくお願いいたします。
※強く念押しをして、締めます。