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あいさつ&スピーチ

COLUMN

はじめに

私たちは、情報がひじょうに大きな役割を果たす情報社会のただなかに生きています。

 

その「情報」の2文字を、「情に報いる」と読んだ人がいます。

無機的なコンピューターがリードしているかのような社会のなかにあって、しかし基本的には「情・報いる」というような情緒的なものが大切なのだと感じとった人の発言です。情報がスムーズに、効率よく流れるためにも<情>的な関係、<情>に対して<情>でもって報いるような人間関係が不可欠です。一対一の、理性・感情・身体などを丸ごとひっくるめた、人間同士の関係です。お互いに、相手を認め、受け入れ、働きかけ合うつながりです。

 

皆さんの生きている現場をよくよく見つめれば、まちがいなく、具体的な人との関係の大切さに気がつくはずです。はっきり言えば、一人ひとりの人との支え合いによって生きている現実に思い至るはずです。

 

 

あいさつは、気持ちが通じ合う温かい人間関係を支える大切な要素です。人間関係を広げ、深めるための決定的な手づるであり、人間関係を強くし、発展させるために欠かせないマナー(作法・やり方)です。

もちろん、あいさつや話し方のちょっとした工夫や努力で、毎日のオフィスが楽しくなり、仕事がスムーズに展開し、業績を上げることができます。

逆に、あいさつ・話し方がうまくないばかりに、たいへんなハンデを背負うことは言うまでもありません。

 

本コーナーで、あいさつ・話し方のイロハから、コミュニケーション・テクニック、そして可能ならば、質のいい人間関係を広げ深めるためのコツを身についけていただければ幸いです。

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