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【空気浄化】周囲の空気をキレイにしよう!

KNOW-HOW

いつも私たちの周りにあるもの

 

【大気汚染】見えない空気は 汚れがたくさん でも触れましたが、空気とは、地球を覆っている気体のことをいいます。空気には、いくつかの種類の気体が混ざっており、その割合は、窒素が約78%、酸素が約21%、残りの1%が二酸化炭素などです。また、空気はガス状の物体なので、その中に何でも含んでしまう可能性があり、小さな固体は空気の中に混ざってしまいます。粉じん、細菌、カビ、ウィルスなどが、空気を媒体として悪影響を引き起こすのはこのためです。

 

このように、さまざまな物質を含んでいる空気ですが、この空気がなければ、私たち人類を含め、多くの生物は生きていけません。また、空気がなければ、音も聞こえないし、匂いも感じない、会話もできない、火を使うこともできないのです。このように、私たちの生活にとってなくてはならない空気ですが、食べ物や水に比べて、関心を持つ人は少ないのではないでしょうか。

 

汚れた空気と外気における汚染問題

 

空気の汚染は、さまざまな物質によって引き起こされます。それらのうちで代表的なものについて説明していきましょう。

 

Ⅰ.スモッグと光化学スモッグ
スモッグは、石油や石炭などの燃料を燃焼させたときに発生します。空気を汚してしまい、ぜんそくを引き起こすなどの悪影響があります。1952年12月には、イギリスの首都ロンドンで、スモッグが原因で数千人が亡くなりました。光化学スモッグは、スモッグの中でも環境にも健康にも著しい影響があるものです。自動車の排気ガスの中の炭化水素と窒素酸化物が、太陽光の紫外線に反応して発生します。そのため、日差しの強い夏などには光化学スモッグ注意報が発令されたりします。光化学スモッグの正体は、オゾンを主とする光化学オキシダントと呼ばれる酸化性物質で、目や喉に刺激を与えて、健康に悪影響をもたらします。

 

Ⅱ.フロンガス
フロンガスはスプレーや冷蔵庫やクーラーなどに使われていたガスです。第1巻でも学習したように、空気中に大量に放出され続けたフロンガスはオゾン層を破壊します。その結果、人体に有害な紫外線の地上への到達量が増えてきました。地球温暖化を引き起こす原因物質です。

 

Ⅲ.ダイオキシン
ダイオキシンは、塩素を含むプラスチックを燃やすときに発生します。有機塩素系農薬の不純物から精製されるもので、その毒性が知られるようになったのは、ベトナム戦争のときに枯れ葉剤が大量にばらまかれ、先天性異常児が生まれたり、流産、死産も相次ぎ、大々的に報道されるようになってからです。アレルギーや皮膚炎の原因となり、WHOでは発ガン性も認められています。

 

Ⅳ.環境ホルモン
環境ホルモンは「内分泌撹乱化学物質」とも呼ばれ、本当のホルモンの働きを撹乱したり、ホルモンの働きを邪魔したりします。
そして生殖や発育という、生体の基本的機能に障害を与えます。現在、内分泌撹乱化学物質として疑われるものは70種類にも及び、ポリ塩化ビフェニール(PCB)やDDT、ダイオキシン、ノニルフェノール(界面活性剤の成分)、ビスフェノールA(ポリカーボネート樹脂やエポキシ樹脂の原料)などが含まれています。これらが発生する原因としては、農薬、プラスチックから溶け出してくる物質、合成界面活性剤の分解物質などさまざまな化学物質が考えられます。また、これらの影響は北極圏にまで広がっており、エスキモーの人々や北極グマの体内組織からも発見されています。

 

Ⅴ.アスベスト
アスベスト(石綿)は天然の鉱物で、非常に細かい繊維状の物質です。軽量で燃えにくいうえに、価格も安いため、昭和55年頃までは建物の壁の断熱材や耐火材として広く使われてきました。また、セメントに混ぜて天井や壁に吹き付けて、建物の防火対策にも使われてきました。しかし、一度吸い込むと、身体の中で分解されないため、肺の細胞などが壊されるのです。その結果、じん肺、肺がん、中皮腫と呼ばれるガンの一種を発症してしまいます。アスベストは吸い込んでからガンなどを発病するまでに10年から40年の長い潜伏期間があり、今後も更に、被害がでてくるとみられています。

 

空気の汚れが引き起こすアレルギー症状

 

次に、代表的なアレルギー症状を考えてみましょう。

 

Ⅰ.花粉症
花粉症は花粉によって起こるアレルギー性の病気で、くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどが主な症状です。代表的な誘発物質がスギヤやヒノキで、これらには過敏に反応してしまいます。いまでは身近になった花粉症ですが、これは環境の変化により生み出された“環境病”のひとつだと考えられています。興味深いのが、2017年の時点で東京都では約2人に1人が花粉症にかかっているといわれていることです。スギやヒノキなどが多い山村に比べて、車の排気ガスなどで汚染された都市のほうが、患者が多いといわれているのです。その1つの原因として、ディーゼル排気粒子が、アレルギー症状を引き起こす原因であるIgE抗体(※1)を増やす作用があると考えられています。

 

Ⅱ.化学物質過敏症
私たちの身の回りに存在するごく微量の化学物質に過敏に反応してしまうというアレルギー症状もあります。これは何かの化学物質が一度に大量に体内に入ったり、一度の量は微量ですが繰り返し体内に入り続けた後に発症するとされています。

 

 

新建材や塗料から出される化学物質、排気ガス、電磁波、家庭用の殺虫剤や防虫剤、香水などの化粧品類、たばこの煙、防臭・消臭剤や印刷物などからでも、症状が引き起こされるといわれています。目がかすんだり、視力の低下、鼻づまり、耳鳴り、せきやくしゃみ、呼吸しにくい、喘息、湿疹、むくみ、腎臓障害など、人によってもその症状はさまざまで、広範囲に現れます。

 

※1 IgE抗体
アレルギー反応に関係する抗体。本来、身体を守るために作られたものだが、IgE抗体(たとえば、ダニ、カビ、花粉、卵、ソバなど)が体内に蓄積され、それが一定量を超えると箇条に反応するようになり、アレルギー症状を引き起こしてしまう。

 

いらないものはお断り

 

床の掃除は簡単だけど、ものに積もったほこりはかなりの難敵。だったらものを減らしましょう。衝動買いや粗品集めをやめれば、部屋はシンプル、掃除も簡単。空気もさっぱりするし、無駄を省いて環境にもグッドです。

 

 

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