作ってみよう、廃油の手作り石鹸
①水と苛性ソーダを混ぜ合わせる
牛乳パックに水を入れ、そこに苛性ソーダを混ぜ合わせます。苛性ソーダは少しずつ加えていき、水に溶けるまで5分くらい、さいばしで掻き混ぜてください。このとき、水と苛性ソーダが化学反応を起こし、牛乳パックの中身が熱くなるので注意しましょう。また、苛性ソーダがはねて肌につくと、火傷をしたり、衣服に穴を空けてしまいますので、十分に注意しながら掻き混ぜてください。
②廃油を混ぜ合わせる
冷めた①に廃油を加え、混ぜ合わせます。廃油を少しずつ入れながら、さいばしで掻き混ぜてください。休みながらでも構いませんので、30分くらい掻き混ぜ続けましょう。とろみがつき、白く濁ってきたら次の工程へ進みます。
③牛乳パックを閉じて保管する
牛乳パックの口をガムテープで閉じます。牛乳パックは、湿気の少ないところに1~2週間程度、置いておきます。途中で、中身が固まっているかを確認し、手で触ってみて、きちんと固まっているようならOKです。
③から牛乳パックをはずし、石鹸をナイフで切り分けます。牛乳パックごとナイフで切り分けて、後で牛乳パックを外しても構いません。切り分けた石鹸は、天日に当てるなどして、よく乾燥させます。完全に乾燥したら、手作り石鹸の完成です。食器洗いや台所掃除、洗濯などに利用しましょう。
◆ここを押さえておこう◆
- 苛性ソーダは、取り扱いに注意が必要な劇薬です。水分と科学反応を起こしたものは、肌につくと火傷しますし、衣服につけば穴を空けます。また、目に入ると失明する恐れもあるので、必ず長袖や長ズボン、軍手、防護用メガネなどを装着して利用してください。
- 苛性ソーダは薬局で購入できます。購入の際には、印鑑と身分証明書が必要となります。
- 廃油を使った石鹸は、身体を洗うためには使わないでください。台所の油汚れなどに使用すると、威力を発揮します。
- 材料の分量を均等に減らせば、小さなサイズでも作成できます。