数学と聞いて学生時代の苦手意識が蘇るという人もいるかもしれません。
あるいは、もっと数学を勉強すればよかったと後悔している人もいるでしょう。
数学が世の中において実は重要であると知ること、あるいは数学を解する人々の世界が一種独特で魅力的に感じるようになるのも、数学そのものとは縁遠くなってしまった大人になってからだったりします。
学びなおすのは大変ですし、人によってはやっぱり自分の日常にはまるで役に立たないように感じるかもしれませんが、数学を知る人のモノの見方は私たちに新しい視点を与えてくれることがあるのです。
本コーナーの筆者は日本で塾講師として数学、算数の面白さを伝え、現在では海外の国でも数学の面白さを伝える少し変わった数学の伝道師です。そんな彼の、ほんのちょっと、でも確かに違う「数学の視点」を覗いてみましょう。
■ ■ 著者情報 ■ ■
小橋 徹
東京都内の大手進学塾で上位クラスを長年に渡り受け持ち、その後ドバイ、モスクワで海外駐在員の日本人のこども達の学習指導に2019年まで従事。2020年より山口県萩市にて学習塾開講。