歴史は生きた教材だとする考え方がある一方で、かのドイツ人哲学者ヘーゲルは「歴史から学べないことが、歴史を知って解かった」という言葉を述べています。
しかし歴史から学ぶということは、未来を知ることではなく、未来への戒めを知ることです。
小和田哲男先生は、「先人の成功例から学ぶこともありますが、私は失敗例からも学ぶということが必要だと思います」と述べています。「前車の覆るは、後車の戒め」、「覆轍(ふくてつ)を踏まず」です。
先人の失敗を見て、自分はどういう道を歩んだらいいか? を考えることが混乱の時代、大きな時代の変わり目には大変勉強となります。
もうひとつは人間の生き方です。歴史を学ぶことによって新たな目標を得られるという側面があります。
NHKの大河ドラマの時代考証でもおなじみの小和田哲男先生著、「通信教育で学ぶ戦国武将教室」は全三講座のラインアップです。負ければ後がないという戦国武将の極限での生き様をとおして、新たな発見をされることを願ってやみません。