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連載にあたり
サンフランシスコに移住してから数年が過ぎた80年代中頃、週刊のビジネスレポートを友人と発行することになった。
その取材あるいは視察グループのスタディー・コーディネーターとして、それから20年あまりの間に多くの米国企業を訪れた。たとえば90年代初頭、急成長企業として注目され始めた頃のウォルマート。まだまだスタートアップ企業らしい危うさに満ちていた頃のアマゾンコム。全米のスーパーマーケットチェーン本部やショッピングセンターの運営企業などなど、数えたらきりがない。
訪問した企業ではたくさんの人に会ったが、全員に共通する印象がある。体全体から滲み出る仕事への情熱、未来しか見ていないキラキラした目、エネルギー溢れた握手。思えばこうしたすべてが今の日本企業の社員に一番求められているものだ。
この連載では、米国企業の進化を動力源として支える戦略的HRの姿を描き出すことから、日本のHRをリ・デザインするヒントを見つけたいと考えている。
プロフィール

滝沢 哲夫(たきざわ てつお)
ロッカク 代表・プロデューサー

1954年生まれ。立教大学卒業。
立教大学大学院 特任教授、横浜国立大学 講師、ロッカクLLC 代表

1979年
1989年

1995年

1998年
2000年
2005年
米国移住しサンフランシスコで生活を始める。
ロバート鈴木修氏(故)と共に会員制のウィークリー情報誌「US Trend Report」の発行開始、同名の研究会を共同運営。
東京とサンフランシスコを毎月往復して、おもにインターネットビジネスのコンサルティングを行う。
ニューヨークマンハッタンに移転。
この年より横浜国立大学講師。
東京に本拠を移しウェブプロジェクト設立。
現在、クリエイティブエージェンシー「ロッカクLLC」代表兼プロデューサー。

主な著書:
伸びる会社の「先を読む」ネット戦略(明日香出版)
小さな会社のインターネットビジネス立ち上げマニュアル(明日香出版)
さあ「SOHO」しよう(中経出版)
その他多数。
グレイトフル・デッドに
マーケティングを学ぶ
勝手に副読本
2012年、糸井重里さんのプロデュースで出版され話題になった「グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ」にちなみ滝沢さんが勝手に書き起こした副読本です。

グレイトフル・デッドは、日本では知名度が高くないのですが、本国アメリカでは同国を代表する伝説的なバンドとして認識されており、ビル・クリントン大統領、アル・ゴア元副大統領、そしてスティーブ・ジョブズ他、時代を動かした多くの著名人に支持されたバンドです。
この副読本は、滝沢さんがサンフランシスコ・ベイエリアで過ごしてきた70年代末から二十年あまりの実体験に基づいています。サンフランシスコ・ベイエリアの自由でオルタナティブな精神は、数十年後この地域がシリコンバレーと呼ばれるようになる頃に生まれた数多くのビジネスの根底に流れており、そうした精神を象徴する存在がグレイトフル・デッド、と言っても過言ではないと思います。

デッドやマーケティングに興味をお持ちの方には是非お勧めしたい副読本です。
うれしいことに無料で閲覧&ダウンロードができます。
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