(イングランドとの契約はワールドカップの後も残っているのに)」、「ベッカムはそのクラブに呼べる。」、「ルーニーは育ちが悪いからダメ」などと言いたい放題言ってしまったのです。
これが大きく報道され、エリクソンはワールドカップ後の辞任を発表したのです。マスコミにはめられたわけです。エリクソンは、イングランド史上初めての外国人監督でした。そのため、風当たりも強かったのですが、予選を見事に1位で突破し、ワールドカップも40年ぶりの優勝という期待もされていました。イギリスのサッカーにとっては大きく水をさされた形です。
イギリスのマスメディア、特に大衆紙の悪さは言うまでもありません。アメリカのタブロイドよりもずっと悪いです。エリザベスを追いまわしたのもイギリスの大衆紙です。エリザベスの事故の時には大衆紙に対して批判がありましたが、今回のエリクソンの件は全くといってよいほど大衆紙に批判的な記事は見ていません。
エリクソンはまんまとワナにハマってしまったわけですが、イギリスの大衆紙の品のなさには驚かされます。有名人をワナにはめるような記事がたくさんです。また、その大衆紙が売れているのです。地下鉄では女の子たちがセレブの隠し撮りの大衆紙を熱心に読んでいます。決まって3ページ目にヌードがでてくる大衆紙を地下鉄で熱心に読むおじさんもいます。
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