120人に1人ぐらいが日本人ということになります。これに観光で来ている人を加えるともっと比率は多くなるでしょう。シカゴで計算すると、日本人は930人に1人です。ロンドンは圧倒的に多いのです。おしゃれな日本食レストランはいたるところにあり、ユニクロも無印良品までもあります。
物価の高さにも驚かされました。僕の大好きなビックマックのセットでも4ポンドちょっとするのです。現在の両替為替のレートだとおよそ900円ぐらいです。それだけあればアメリカなら2つビックマックが買えますよ。日本よりも安いのは、ジャガイモ、食パン、パスタぐらいでしょうか。シカゴと比べて安いのは今のところ、食パンだけです。
最後に、イギリスに住んでいる人に、「イギリスにいる人はスリムだ」とか「みんなちゃんとした服を着ている」という感想を言うと、みんな驚くのにも驚かされました。イギリスに住む多くの人は、「イギリス人は太っていて、みだれたみなりをしている」と思っているようです。「物価が高い」という点だけうなずいてくれます。もしかしたら、他のヨーロッパの国はさらにスリムでみなりがきちんとしているのかもしれません。アメリカが極端なのかもしれません。
ただ、全体的な印象として、残念ながらアメリカの気軽さ、気兼ねなさはあまりないのかもしれません。この他のアメリカと比べたロンドンの印象をざっとならべると、
ほとんど曇っている。
すぐに雨が降る。
道が狭い。
運転のマナーが悪い(アメリカは運転マナーは良い。ただし運転は下手)。
街ゆく人々は無愛想(アメリカ人は必要以上に愛想が良い)。
空き巣、万引き、車上荒らしが多い(アメリカは強盗、殺人が多い)。
交通機関は信用できない(アメリカは公共の交通機関があまりない)。
街で話しかけられることはほとんどネガティブなこと(アメリカは、ほとんどポジティブ)。
レストランの食事は高く、美味しくない(アメリカは安く、美味しくない)。
おまけに量も少ない(量は多い)。
イギリス人はアメリカ人をバカにしている(アメリカ人はイギリス人のことを良く知らない)。
などという感じです。
シカゴからロンドンに引っ越す時に、近所の人や友人たちから、「オメデトウ!」とか「スッゴイ!」、「羨ましい!」とか言われたりしました。
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