くどいようですが・・・・、
あなたならどうするシリーズの基本コンセプトは知識・技術の習得ではなく、問題解決です。知識・技術の習得はそのために必要となる基礎的要素に過ぎません。ワークブックで、身近にある豊富なケース課題に取り組むことにより、問題解決能力&現場での適応能力を高めることが学習の目的となります。
ワークブックは、各コースとも30のケース学習で構成されています。それぞれ見開き2ページで、展開されていて、問題と解決のサポートするための図解や問題点明確化のための質問が用意されています。
 ■ワークブックは3形態

 ■ケース例・・・・・「言い訳の達人」

 営業所勤務のJさん(38)は、この道15年のベテラン営業社員です。5年ほど前までは、トップクラスの成績をあげていたのですが、最近は鳴かず飛ばずの状態が続いています。上司のK営業課長(41)は、後輩を指導する立場のJさんにもっと頑張ってほしいと思うのですが、指導しようとしても、うまくはぐらかされてしまうようです。

K課長Jさん、また先月の数字も目標未達ですよね。困るんですよ。こんなことじゃ。Jさんは、後輩のお手本になってもらう立場なんですから。どうして目標が達成できないんですか?」

Jさん「私も一生懸命やっているんですけどねえ。課長もご存知の通り、最近はお得意さまのところもコスト削減が厳しくって、以前だったら部品の在庫を多めにもっていたのが、ぎりぎりまで削っていますし…….」

K課長「しかしねえ、それはそうだけれど、そこを売るのが営業じゃあないですか。」

Jさん「ええ、そうなんですけど、例のZ商事さんなんかは、相見積もりにも勝手、仮契約まで行ったんですよ。でも、親会社のリストラ策の一環で、担当部長がはずされて、契約が白紙に戻ってしまって…….」

K課長「ただ、Z商事の場合には、君が、もっと早く話を進めておけば良かったんじゃないのかい」

Jさん「こうなるとわかっていたら、そういう風にもやったんでしょうけれど、私達も未来が見通せる訳ではないですから。特別、商談がゆっくりだったわけではないですし。課長は、私がちんたらやっていたとおっしゃるんですか?」
K課長「いや、そんなことはないけれど。」

Jさん「こんなご時勢ですから、昔のように毎月、目標達成を期待されても難しいんじゃないですか?他の営業所でも同じような達成率だと思いますが…..」

K課長「ま、まあ、そうだけど、とにかく今月は頑張ってくれよ。頼んだぞ。」

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