◆ケータイマーケティング
近年、日本においては携帯電話が急速に普及し、特にiモードをはじめとしたインターネット接続型の端末が劇的な勢いで広がりました。このような中、携帯電話に着目したさまざまな「ケータイマーケティング」が現れてきています。有料のニュースや着メロや待ち受け画面のダウンロード、ネットワークゲーム等個人を対象としたコンテンツ販売等が代表的なものです。
ケータイマーケティングの方向としては以下のようなアプローチが挙げられます。
@特定した個人へのアプローチ
携帯電話は通常利用者一人に端末一つという対応が成り立つので、一人ひとりのプロフィール、趣味・嗜好、購買履歴等の属性を分析し、その人専用の情報やサービスを提供するアプローチを行うことができます。
A携帯性を生かしたアプローチ
携帯電話は、個人が常に携帯していることが前提となり「いつでも」「どこでも」アプローチが可能になります。例えばクーポン等も携帯電話で提供すれば、PCのように画面を印刷する必要もなく、そのまま店頭で見せる等ができるので利用者サイドも便利で、新たな販促策として高い利用価値があります。
B有効なタイミングでのアプローチ
常時携帯しているという点を時間、タイミングで捉えると、例えば仕事の帰りに飲食店の情報、株価がある一定の価格に達したらメールを配信する等のサービスの提供が可能です。
C場所にあわせたアプローチ
現在ユーザーがいる場所にあわせて、周辺のバーゲン情報やグルメ情報を提供するアプローチは、店舗等リアルの場所をもつ企業のマーケティングに極めて大きな効果を発揮します。
携帯電話は、現在も急激な勢いで技術的な進化を遂げており、送受信できる情報量や機能の拡大等により今後マーケティングツールとしてますます重要な役割を担うものとなっていくでしょう。
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