◆ウェブ構築と運営のポイント

 IT時代のマーケティングにおいて大きな武器の一つとなるウェブサイトの構築と運営にあたっては以下のポイントが挙げられます。

@目的と対象の明確化
 まず何のために、誰を対象にしたウェブサイトなのかが明確になっていることがすべての出発点になります。

Aコンテンツ(情報の内容)
 目的・対象に即した情報が提供されているかということです。会社案内や製品パンフレットをそのまま載せるようなことはせず、即時性を生かして紙ではできない旬の情報を提供したり、参加性を生かしたコンテンツを盛り込む等の工夫が必要です。

Bコミュニケーション
 企業と顧客、または顧客同士のやり取りのことです。掲示板やメーリングリスト、チャット等のツールが代表的ですが、これだけではなく、顧客から寄せられたメールへの対応や、参加型企画によるコミュニケーションの仕掛け等も含まれます。

Cデザイン
 いわゆる「見栄え」としてのデザインだけではなく、サイト全体の構成やナビゲーション(利用者がサイト内で今どこにいるのかが常にわかり必要な情報に即座にたどり着けるような工夫)等も含みます。またサイトの役割に応じて動画等をいれた方がいいものもあります。

Dシステム 
 先端的なものに惑わされず、目標を達成するために必要十分な機能を検討した上で、予算や期間の制約条件の範囲内で構築します。

Eオペレーション
 情報更新はもちろんのこと、ログや利用者行動の分析を行い、その分析結果をすばやくウェブサイトの企画や運営にフィードバックすることではじめて生きたウェブサイトになるのです。

 これらの要素はどれ一つ欠けてもいけません。マーケティングツールとしてのウェブサイトとして十分に機能するよう構築の段階からすべて満たされるような運営が不可欠です。

弊社刊「図解でわかる100シリーズ」より

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