◆マーケティング活動のプロセス

マーケティング活動を進めるプロセスは、分析−計画−実施−評価という流れです。具体的には以下のようなステップに分けられます。

@市場の分析
 自社の理念やドメインを見極めた上で、ビジネスに関係する市場を理解します。消費者ニーズ、市場の規模と成長性、また取り巻く社会環境等について分析を行います。

Aターゲット市場の明確化
 自社のターゲットとする市場を明確化します。対象の分母となる広い市場を、年齢、性別、地域等有効な属性で細分化し(セグメンテーション)、その中で自社の狙うグループを特定していきます(ターゲティング)。マーケティング活動において、効率よく資源を活用するために極めて重要なプロセスです。

Bマーケティング計画の立案
 ターゲット市場を攻めるためには、どのような戦略をとっていけばいいのか、また具体的には、どの程度の売上やシェアを達成するのか等具体的な目標とアクションプラン(行動計画)を決定します。

Cマーケティングミックスの実施
 目標を達成するために、製品(Product)、価格(Price)、チャネル(Place)、プロモーション(Promotion)という4Pの要素を効率的、効果的に組み合わせてマーケティング戦略を実行に移します。

D管理
 実施されているマーケティング活動が目標達成のために有効に動いているのかを管理します。実行レベルでは4Pの各要素の担当部署が異なる場合も多く、これらをマクロな視点で見れるための組織体制も重要です。

E評価・修正 目標や計画と実際の活動とのギャップに関して評価を行います。目標と成果の差異がある場合には、 その原因を分析するとともに、次のマーケティング活動に生かすよう計画にフィードバックして必要な修正を行います。

弊社刊「図解でわかる100シリーズ」より

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