◆社員全員で一丸となって個人情報保護に取り組もう!

 最近では、多くの企業において個人情報の漏えいや紛失といった事故を防ぐための以下の次にあげるような個人情報の漏えいや紛失といった事故を防ぐための取り組みが行われています。
・ 個人情報を取り扱う際の手順書の整備
・ データベースからの個人情報の不正なコピーを防止するためのセキュリティ機器の導入
・ 個人情報を取り扱う作業場所において社員の入退室を管理するための入退管理システムの導入
 このような取り組みを行う上でもっとも重要なポイントは、会社全体で取り組むということです。部門や個人に任せて取り組むと、人により個人情報保護に対する意識は人によりが異なるため、部門や個人に任せて取り組むと、取り組みの質も異なってしまう可能性があります。
  たとえば、Aさんは個人情報保護の取り組みが何よりも重要なものであると考え、Bさんは目の前にある日常業務をこなすことの方が個人情報保護の取り組みよりも優先されると考えている場合を考えてみましょう。せっかくAさんが個人情報に関わる事故が起こらないように注意していても、Bさんも同じように注意してくれない限り、会社全体として事故が起きる可能性は軽減され減りません。クレジットカードに関する情報のように、漏えいした時の影響が大きい個人情報を取り扱っている場合には、業務の遂行以上に個人情報の保護が優先されることもあります。
 そのため、会社全体として、個人情報保護に対してどのような姿勢で取り組むのかを明確にし、社員全員が一丸となって個人情報保護に取り組まなければ、個人情報の漏えいや紛失といった事故を防ぐ十分な対策を行うことはできません。
 また、各社員は、会社の個人情報保護に取り組む姿勢や取り組みの内容を十分に理解し、ほかの全社員がと同じ意識を持つことを常に心がけていなければいけません。

弊社刊「図解でわかる100シリーズ」より

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