ビジネスモデル特許って何?

 特許というと、これまでは新しく開発された技術や商品を対象にしたものでした。ところが最近、「ビジネスのやり方」も特許として認められるようになっています。これがビジネスモデル特許です。

 ビジネスモデル特許を解説するとき、しばしば引き合いに出されるのが、「バナナの叩き売り」です。これも一種のビジネスモデルといえるからです。しかし当然、ビジネスのやり方なら何でも特許になるわけではありません。ビジネスモデル特許は多くの場合、コンピュータ、ソフト、インターネットを使った新しいビジネスの方法が対象です。

 この特許が注目され始めたのは1998年のアメリカでした。ある金融サービス会社が複数の投資家から集めたファンドを1つにまとめ、その資金を金融商品などで一括運用するシステムの特許をとりました。それに対して、ある銀行がライセンス供与を求めたところ全面拒否されたために、特許の無効を訴えて提訴しました。裁判の結果、特許性が認められたために、その金融サービス会社はこのシステムを独占できることになったのです。

 こうなると、特許をもつことが巨額の収益に直結します。そのもっともいいケースがインターネットの「逆オークション」の特許をもつプライスライン社です。こうなると、特許をもつことが巨額の収益に直結します。そのもっともいいケースがインターネットの「逆オークション」の特許をもつプライスライン社です。まず買い手が好きな値段を提示して売り手が応じる逆オークションは誰が見ても画期的です。同社はこの特許で逆オークションを独占し、大きく成長しています。日本でも、インターネットの地図上に広告を掲載するシステムや、口座への大量振込みの照会を容易にする振込み処理システムなどが申請されており、これらは大きな利益を生むといわれています。


弊社刊「図解でわかる100シリーズ」より

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