学習のねらいと講座の特徴

● あなたのマネジメントが、劇的な変化に追いつくために

ITの進歩やグローバル化によって、激変したビジネスシーン。これまでの経営やマネジメントの手法では解決できない問題が山積し、マネジャーの役割や仕事を根底からくつがえすような経済状況や職場になっています。本講座では、これまでのマネジメントのテキストにはなかった新しいキーワード（グローバル化、ＩＴ、多様性、権限委譲、リストラ、リエンジニア、人材流動化、二極化、キャリア開発、高ストレス化など）を軸に構成されたアメリカ発のマネジメントの教科書によって、新しい時代のマネジメントを学んでいきます。「現代の管理者に求められることは何だろう…」「経験では解決できない問題ばかり。明確な答えや指示が出せない…」といった悩みを持つ管理者や、これからの時代を担っていきたいと考えている方におすすめの講座です。

● ワークブックでとことんやる。徹底的に問題と向き合う

大学の教科書を学ぶだけでは、知識とスキルを実践できません。そこで、自分の仕事に橋渡しするためのワークブックをもうけました。事例を読んで得られたことをまとめたり、自分の仕事ではどうなのか、自分の職場ではどうなのか、自分だったらどうするか、などについて考えながら書いていくことで、マネジメントの考えや手法を自分のものに落とし込んでいくことができます。

● 本コースの特徴

テキストは、アメリカの教科書業界最大手のピアソン・エデュケーション出版の教材を翻訳｡グローバル企業に対応した内容になっています｡
これから企業の中でもコアとなる方々には特に、世界に通用する共通言語を身につけるという観点からぜひおすすめします｡また、今更アメリカに学ぶものはない、と考える謙虚さを忘れた方にもぜひ、一読いただきたい内容です｡

● 受講特典：『自己発見テスト　Pazz』

IECの通信教育を受講いただいた方には、『自己発見テスト Pazz』のチャレンジ権を無料でお贈りしています。
Pazz（パズ）とは、仕事に大切な２４のチカラを見える化する自己発見テストです。 Web上に用意された75の質問に答えることによって、自分が現在、どのような特性があるのかを確認することができます。 15分ほどで終わるので、今後の学習のヒントにするためにも、ぜひPazzにトライしてみてください！
https://iec.co.jp/pazz/

 

講座カリキュラム

1か月目 変わりゆく社会へようこそ、 グローバル時代の変化対応型マネジメント	■変わりゆく社会とは ■これからの組織と人のマネージングとは ■変化に対応するためのマネージャーの戦略とは（現代マネジメントのルーツを学ぶ）
2か月目 最良の意思決定、 戦略的プランニング能力と評価システム	■効果的な意思決定の基本とその方法を理解する ■組織の外部環境を把握し、その対応策を考慮する ■戦略型プランニング法で成功へ導く ■組織の業務をシステマティックに管理する
3か月目 情報テクノロジー時代の人を活かす組織づくり	■効率性と柔軟性のバランスを考えた組織を作る ■テクノロジーの進歩によって仕事のプロセスが変わる ■HRMで人を活かす-人材の採用・育成・評価から人員整理まで ■グループの理解と、効果的なチームのつくり方 ■組織文化を創造し保持する
4か月目 人を動かす21世紀の変革型リーダーシップ	■人間行動の基礎を理解する ■仕事のモチベーションを高める ■リーダーシップの基本概念 ■21世紀のリーダー像 ■重要度を増すインターパーソナル・スキルを磨く
教材構成	Aテキスト４冊／ワークブック４冊（提出課題４回）　 ／コミュニケーション・シート１冊／オリエンテーション・ガイド１冊
著者	Stephen P．Robbins ステファンP．ロピンズはアリゾナ大学で博士号を取得する以前、シェル石油、レイノルズ・メタル・カン／ヒ一に勤潤しました。大学院での研究を終えて、ネブラスカ大学、コンコルティア大学、パルティモア大学、南エドワード大学、サンディエゴ州立大学で教鞭をとってきました。専門領域は、組織におけるコンフリクト（対立）、権力、政治、そして人間関係スキルの開発です。ここ数年はほとんどの時間を教科雷執筆に費やしています。彼の著作はアメリカでは千以上の大学で、カナダやアジア、ヨーロッパの数百の大学で使われています。 また、彼は、一流のスポーツマンでもあり、1995年には「50歳以上の部、世界1速い男」のタイトルを取得、第11回世界ベテラン競技会では、4個の金メダル（100m、200m、400m、アメリカチームのリレーアンカー）を取得しています。
日本語版監修	米倉誠一郎　（一橋大学イノベーション研究センター　センター長／教授） 東京都生まれ。81年一橋大学大学院社会学研究科修士課程を修了後、同大学商学部産業経営研究所助手、専任講師、助教授を経て、90年ハーバード大学で博士号を取得（歴史学）。92～95年はミシガン大学グローバル・リーダーシップ・プログラム・コアファカルティーに。95年一橋大学商学部産業経営研究所教授、97年同大学イノベーション研究センター教授に就任、99～2001年には同センター長に。現在、大学教授だけでなく、六本木アカデミーヒルズの「アーク都市塾」の塾長も務める。イノベーションを中心とした戦略と組織の観点から研究を行う。

 

執筆指導講師からみなさまへ

ステファン・ロビンズ

この10年間で、企業とそこで働くマネージャーたちは、大変激しい仕事の変化を経験してきました。その結果、これまでのパラダイム、私たちが40年以上にわたって教授してきたマネージメント手法において支配的だったパラダイムでは、もはや現代のマネージャーの仕事を描き出すにあたって適切とは言えないようです。グローバリゼーション、インターネット情報テクノロジー、アンルプレナーシップ（企業家精神）の成長、…この4つはほんの一部に過ぎませんが、こうしたさまざまな現象が、あらためて各研究機関に組織を構築し、経営するのにもっとも効果的な方法を考え直すよう迫っているのです。
『マネージング・トゥデイ！』は、マネージメントのテキストでは初めて、21世紀にマネージング（経営）することの複雑さと現実とをしっかりとつかんだ新しいパラダイムを紹介しようと試みています。今日の目まぐるしく変化する世界で、本書はマネージメントを理解するためのグローバル・スタンダードになりつつあります。現私『マネージング・トゥデイ！』は北アメリカ、ラテンアメリカ、アジアの多くの国々でベストセラーになっています。
『マネージング・トゥデイ！』が日本語に翻訳され、IECから出版されることを聞いて、わたしはとても光栄に思います。本書は面白くてためになるだけでなく、グローバル経済が今日提供しているたくさんのチャレンジとチャンスを見事に描き出しているのです。ビジネスで成功するためにきっと必要となるであろう多くのツールを、本書は提供することでしょう。
みなさんがよく学び、仕事をするうえで、今後のご活躍とご健闘を心よりお祈りします。