データを見れば、世界のリアルが見えてくる!

世の中のウソ?ホント?
統計データで読み解く日本と世界のリアル

  • 受講期間:3か月
  • 受講料:19,910円 (個人受講料:24,310円)

イメージに捉われない!

数字とグラフで世界を正しく読む――

学習のねらいと講座の特徴

統計データに基づいて客観的な事実を読み取る力を養う

多種多様なグラフや図からモノ事を正しく認識し、適切な情報の取捨選択をする力をつけることを目指します。

本講座では、「社会、文化、政治、経済、生活」の5分野における豊富なケーススタディを通じて日本と世界の姿を比べ、一般的な通説やイメージに騙されない、事実を読み解くための知恵と能力を磨きます。

例えば、「イタリアは泥棒が多い」「日本の社会保障のレベルは高い」など漠然と抱くイメージが、果たして本当に正しいのか、正しいとしたら何をもってそう判断できるのか、など「なんとなく」や「~らしい」で終わらせない、データに基づいて論理的に判断する能力の習得を目指します。

●現代に必須の情報を読み解くリテラシーを高める

本講座では、データそのものの見方など情報を読むリテラシーも学びます。私たちが普段テレビやSNSなどで目にするデータは、発信者側が主張したいことに説得力を持たせるために切り取られていることがほとんどです。言い換えれば、統計データそのものを客観的な視点で読み取らなければ、真実は見えてきません。一方的な発信をうのみにせず、自身でリアルを見つける思考力と姿勢を身に付けます。

 

● True or False?次のうち、世界のリアルはどれでしょう?

A. 先進国は発展途上国に比べて、うつ病の健康被害が大きい

B. 日本人の労働時間は、世界の労働時間と比べて長い

C. アメリカは、同性愛に対する許容度が一番高い国の一つである

正解は…すべて間違いです!

意外に感じた方も多いのではないでしょうか?詳しくは本講座のテキストで確認してみてください。

 

 

● 受講特典:『自己発見テスト Pazz』
IECの通信教育を受講いただいた方には、『自己発見テスト Pazz』のチャレンジ権を無料でお贈りしています。
Pazz(パズ)とは、仕事に大切な24のチカラを見える化する自己発見テストです。 Web上に用意された75の質問に答えることによって、自分が現在、どのような特性があるのかを確認することができます。 15分ほどで終わるので、今後の学習のヒントにするためにも、ぜひPazzにトライしてみてください!
https://iec.co.jp/pazz/
pazz

 

講座カリキュラム

著者 本川裕(ほんかわ ゆたか)

1か月目

■棒グラフでみる日本と世界の「社会」

・日本人の絆はまだあるか

・学力の国際比較

・世界各国と比べる日本の社会保障

・LGBTQに対する理解度

・ 治安のよい国・悪い国 他

■帯グラフでみる日本と世界の「文化」

・地元を愛する日本人、国際的なスイス人

・日本人男性は欧米を見習うべきか

・夫婦の所得はどちらが多いのか

・SNSは結局のところ悪か

・女性の豊かさと子どもの必要性  他

■組み合わせグラフで見る日本と世界の「政治」

・主要国の人口、移民問題

・ 少子化は誰のせいか

・ 選挙投票率の国際比較  他

2か月目

■折れ線グラフでみる日本と世界の「経済」

・財布の紐の硬さを比べよう 

・日本のGDPは本当に3位?

・最も働いているのはどこの国民?

・格差は本当に広がっているか?

■相関図・散布図でみる日本と世界の「生活」

・肥満と寿命の関係

・幸せはお金で買えるか

・子どもはぜいたく品?

・コロナ禍の経済落ち込みの各国事情

・日本と各国のうつ病事情    他

■統計グラフ・アラカルト

・飢えと飽食の分布

・世界の国力をビジュアライズ

・生物界における人の存在感

・マスコミと政府どちらを信じるか 他

3か月目

■ワークブック

テキストで学習したことを踏まえて、グラフデータから読み取れることや考えられることなどを分析する。

教材構成 テキスト2冊/ワークブック1冊/提出課題3回
著者

本川 裕(ほんかわ ゆたか)
アルファ社会科学株式会社 主席研究員 

 

1951年、神奈川県生まれ。東京大学農学部農業経済学科卒。財団法人国民経済研究協会常務理事研究部長を経て、現在アルファ社会科学株式会社にて主席研究員、立教大学にて兼任講師を務める。そのかたわら、主宰するWebサイト『社会実情データ図録(http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/)』において、様々な団体から発表されている統計データをグラフと解説で分かりやすく発表している。
著書に『統計データはおもしろい! -相関図でわかる経済・文化・世相・社会情勢のウラ側-』、『統計データはためになる! -棒グラフから世界と社会の実像に迫る- 』がある。

 

監修者からみなさまへ

本川裕先生
最初から既成概念や通念に沿ったデータやグラフばかりが取り上げられることにうんざりしているのは、私だけでしょうか。 また、増加傾向を際立たせるため、年数を表す横軸を短く、値の変化を表す縦軸を長くしたような意図的なグラフも多くなっています。 テレビなどでグラフが取り上げられるときには、単系列の増加ないし減少グラフ、また複数地域の単純な比較グラフが多く、それも都合よい年次、都合よい国が選ばれていることがほとんどです。 グラフやデータは分かりやすさを増す説明資料とだけ捉えられていて、いわばグラフやデータのもつ説得力が悪用とまでいわないものの乱用されているケースがしばしばです。 どうしてもっと当たり前でなく、意外なこと、あるいは忘れていた真実、もっと勇気がわいてくるような傾向など、我々を取り巻く状況の多様な姿を表すことができる可能性の大きい有意義な存在として扱われないのか、 残念でなりません。
 世の中には統計データから潜在的に読みとれることの、ほんの一部しか現れていないというのが実態です。国民の一人一人が統計データに対するリテラシーを高め、自らの観点でデータを読みとり、自信をもってこれを発表することが大切です。
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