スピーカープロフィール

山内裕 氏

京都大学経営管理大学院教授。経済学部・経済学研究科、およびデザインスクールにて兼務。1998年京都大学工学部情報工学卒業、2000年京都大学情報学修士、2006年UCLA Anderson Schoolにて経営学博士(Ph.D. in Management)。Xerox Palo Alto Research Center研究員を経て、京都大学経営管理大学院に講師として着任。2021年4月より現職。専門は経営学（組織論、サービス科学）。

https://yamauchi.net

トーク内容

“新たなデザインの方法論”でイノベーションを

HRに携わる人なら一度は聞いたことがある《デザイン思考》――みなさまの組織では、すでに試されましたか？　「商品開発や教育テーマに取り入れてはみたけれど、具体的な成果物と言われると、これといったものがない」‥残念ながら、そうした声も聞かれるようです。

 

そこに着目したのが、今回登壇いただく山内裕氏。自身が立ち上げた京都大学デザインスクールでは、デザイン思考の限界を明らかにし、それを乗り越える“新しいデザイン方法論”を模索。そしてついに、その形が見えてきたのだといいます。

 

デザイン思考は、問題解決をゴールとし、アイデアの奇抜さや偶発性に依存するためイノベーションにつながりにくいという限界があります。また、問題解決や利用者の潜在ニーズを満たすことに重きがおかれ、感性や美的価値などを排除して考えられていることが弱点でもありました。

 

これまで、多くの人を惹き付けてきたイノベーションとは、歴史や社会の流れを確かにつかみ、その先の世界を描いてくれるものでした。そして、そこには新しい文化が生まれていました。

 

“歴史や社会の変化”を読み取り、“新しい文化”をデザインする――。
そうした能力を養うためのキーワードは、「人文社会科学」と「アート思考」です。

 

今回のミラライブでは、「未来×価値創造」をテーマに、新しい文化を構築し、イノベーションを起こすための“新たなデザインの方法論”を、企業の事例を交えながらお伝えします。

セミナー

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