佐藤富裕子さん

ヤンマー株式会社
ヤンマー学院


出身地:秋田県

趣味:音楽、旅行(いつかはガラパゴス諸島上陸を目指しています!)  

「ヤン坊マー坊」と言えば誰もが耳にしたことがあると思います。
1912年に創業し、1933年には世界初の小形ディーゼルエンジンを開発したヤンマー。
以来、エンジンをはじめとした産業機械分野において、世界のリーディングカンパニーとして様々な事業を展開しています。
今回はそのヤンマーで社員教育に携わっていらっしゃる佐藤さんにお話をお伺いしました。



やりがいのある仕事
現在、私の担当させていただいている仕事は、主に、新入社員研修、通信教育、赴任前研修、社会人大学です。その中でも、特にやりがいを感じることができる仕事が、新入社員研修です。楽しむと言っても、研修前後、研修中は、困難の連続です。他部門からクレームが来たり、ふざけ過ぎる新入社員を叱ったり、言うことを聞かない者が出てきたりと、日々、格闘です。正直に申しますと、ときどき、イライラすることもあります。それでも、どんな困難も乗り越えていけるのは、目の前の新入社員、一人一人のことを想って仕事が出来るからです。人に会い、人を想って仕事ができるときが、一番やりがいを感じます。
また、研修を通して、新入社員から様々なこと(新しい価値観など)を学べるため、自身の勉強にもなり、一石二鳥な仕事であり、ありがたく感じます。
今後、より充実した研修が提供できるよう、道のりはまだまだ長いのですが、人材育成力(特に企画力と話す力)を勉強してまいりたいと思います。また、大人数の中の一人一人に、常に目が届くようなスキルがありましたら、向上させていきたいと思います(笑)。
今はただ、3月にまた新入社員研修が出来ることを楽しみにしております。



新企画「ダイバーシティ研修」の実施
グローバル化への対応、また、少子化に伴う労働力人口減少により、今後、多様な人材を活用していく必要性がますます高まってきております。弊社でも、それに向けて、準備をして参りたいと考え、只今、ダイバーシティ研修を企画中です。性別・年齢・国籍等に関わらず、能力を発揮し、持続的に成長するグローバル企業の実現を目指し、環境を整えていきたいと思います。どの分野まで進めていけるかはまだ未定ですが、今年5月には、弊社(単体)にて3%しかいない女性総合職の若手に対して、キャリア・コミュニケーション研修を実施予定です。
会社と社員、両方に良い効果を生み出せるような研修を作り上げていきたいと思っております。



若輩者が考える人材育成とは
人材育成部門に来てまだ2年の若輩者ですが、若輩者なりに最近見えてきたことがあります。それは、人材育成とは、教育というよりも、学習支援をすることだということです。人は一人一人、目標もモチベーションとなるものも異なり、必然的に成長方法も異なります。その人を見つめ、多くの育成方法の中から、適度な方法を選んで与えてみ、その人が自身で学習していくことを見守るのが、人材育成なのかもしれません。できるだけたくさんの選択肢を作っておくことが私たちの仕事だと思います。





どうもありがとうございました!

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