講座カリキュラム
天下をつかみ損ねた男たら学ぶ、勝利への道
群雄割拠の戦国時代。リーダとして資質を持ちながら、時代に翻弄されたり、読み違え、破れていった七人の武将(今 川義元、武田勝頼、北条氏政、明智光秀、浅井長政、柴家勝家、真田幸村)を取り上げ、「なぜ天下つかみ損ねたのか」 というこから、激動の時代中で勝ち残る方法や考えについて学ぶコースです。ここに取り上げる武将は、敗れはしまたが、 優れた武将たちでもありました。
七人の武将のエピソードから今のビジネスに通ずる教訓を学びとっていきます。
コースでとり上げた七人の武将
浅井長政 北近江の戦国大名。
妻、市の兄である織田信長と同盟を結んだが、後に朝倉軍とともに近江国・姉川で織田徳川連合軍と戦う。小谷城の戦いで織田軍に敗れて自害。
今川義元 駿河及び遠江の守護大名・戦国大名。
桶狭間の戦いで織田信長に破れたことが有名だが、軍事改革、領国経営に手腕を発揮し、今川氏の戦国大名としての最盛期を作り上げた功績は絶大。
武田勝頼 甲斐国の戦国大名。庶子として生まれたが、信玄の死後家督を相続。長篠の戦いにおいて織田・徳川連合軍に大敗。領国の再建を図るも織田信長の甲州征伐により、天目山で自害した。 北条氏政 相模国の戦国大名。
父・氏康の後を継ぎ最大版図を築くも、豊臣秀吉の小田原征伐により籠城の末に降伏し切腹。
明智光秀 戦国時代から安土桃山時代にかけての武将。織田信長の重臣の一人で、本能寺の変を引き起こした事で有名。
その後羽柴秀吉との山崎の戦いで破れ、世に云う三日天下に終わった。
柴田勝家 戦国時代から安土桃山時代にかけての武将・大名。本能寺の変後、織田氏の後継者問題で羽柴秀吉と対立。
賤ヶ岳の戦いで秀吉に敗れ、越前北ノ庄にてお市とともに自害した。
真田幸村 安土桃山時代から江戸時代初期の武将。
関が原に向かう徳川秀忠軍を父・昌幸と上田城に足止め。大坂の役では真田丸を築き、孤軍奮闘。夏の陣では家康本陣に肉薄するも戦死。
講座 カリキュラム
科目 主 な 内 容
<一ヶ月目>
対人関係に関するスキルを学ぶ
七人の武将の人となり/軍団の編成にみる、七人のリーダーの組織力/同盟関係や政略結婚に学ぶ交渉力・調整力/七人の武将にみるリーダーシップ/信長と光秀に学ぶ、部下との関係の築き方・悪化の仕方/良好な人間関係を築く能力の高かった今川義元/相手に正しく、効果的に情報を伝える力を持っていた明智光秀/浅井長政に学ぶ人格の磨き方/他

<二ヶ月目>
実務に関するスキルを学ぶ
真田幸村にみる、先代の業績の継承の仕方/武田勝頼に見る、人を惹きつける魅力を失う時/明智光秀の人材育成力/今川義元はなぜリスクマネジメントに失敗したのか/柴田勝家に見る、戦略的・ふかん的に物事を考える戦略的思考力/今川義元のイノベーション/真田雪村の創造的思考力/北条氏政に学ぶ構想力/敗れた者たちには何が足りなかったのか?/他

<三ヶ月目>
ゆかりの地を訪ね、
歴史を知る旅
本コースに登場する武将たちにまつわる城、街、寺社仏閣、古戦場などを紹介しながら、歴史と地理を学んでいきます。
◇教材構成:テキスト3冊/提出課題3回
◇著者:小和田哲男おわだ てつお
文学博士、歴史学者、静岡大学名誉教授
和田先生から受講生のみなさまへ
私は、歴史は鏡であるとよく言っています。過去を写し、未来を照らす。歴史をただ過去のものとして所謂回顧趣味で終わらしてしまえば、本当の歴史ではありません。むしろ歴史を学ぶことによって、自分の生き方の指針にする。そういう姿勢を多くの人も持ってもらいたいなと思っています。
本コースでは、具体的に歴史の事実として、誰がどういう場面で発揮したのか、実務に関するスキルに直接結びつけた新たな捉え方で解説しています。自分に照らし合わせながら学ぶことにより、多くのヒントを得ていただければ幸いです。 
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