清水:そうですね。ところで、ジョシュに『20歳のときに知っておきたかったこと』はあげたのですね? そもそも彼にむけたリストだったわけですから。
シーリグ:もちろん!
清水:反応はどうだったんですか?
シーリグ:ちょっと困ったことがありました(笑)。ある日、ジョシュが、あるアイディアを思いつき、それを実行しようかどうか相談しに来たのです。それが、あまり賛成しかねるアイディアだったので、私はNOと言ったのです。そうしたら、『ありがとう。ぜひやってみる』と彼は言いました。
清水:あはは。なぜですか? NOと言ったのですね。
シーリグ:そうなのです。NOと言ったのに。でも、私は『NOと言われるものには、常識を破るクリエイティビティの源がある』と本の中で書いているのですよね。彼は、それを読んで、親がNOというものでも、チャレンジするようになったのです(笑)。 |
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●ティナ・シーリグさん略歴
(BOOK著者紹介情報より) |
スタンフォード大学医学部で神経科学の博士号を取得。
現在、スタンフォード大学工学部に所属するアントレプレナー・センター、スタンフォード・テクノロジー・ベンチャー・プログラムのエグゼクティブ・ディレクター。さらに、スタンフォード大学の経営工学・エンジニアリング課程やハッソ・プラットナー・デザイン研究所でアントレプレナーシップとイノベーションの講座を担当。
全米の起業家育成コースのなかでも高い評価を得ている。幅広い分野の企業幹部を対象に、頻繁に講演とワークショップを行なっている。 |
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